ハリウッドセレブの仲間入り

ジョージ・クルーニー

ハリウッドセレブの仲間入り

チャイニーズシアターに手形を入れるのは、ハリウッドセレブビリティの仲間入りを名実共に果たした証拠になりますが、ジョージ・クルーニーが手形と足跡を残したのは2007年のことです。商業的な成功を収めたのは2000年に出演した『パーフェクトストーム』と同じ年に公開されたコーエン兄弟のコメディ映画の『オー・ブラザー!』です。そしてジョージ・クルーニーの人気を不動のものにしたのは、ソダーバーグ監督と組んだ2001年作品の『オーシャンズ11』です。『オーシャンス11』の興行収入は、全世界で4億5000万ドルでこの映画で名実共にトップスターの仲間入りを果たしました。

快進撃は止らない

1960年作品の『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク版の『オーシャンズ11』の大ヒットで、続いて続編の2004年『オーシャンズ12』そして2007年『オーシャンズ13』と人気作品になりました。ソーダーバーグ監督と俳優でありプロデューサーのグラント・ヘスロヴと一緒に2001年にセクション・エイト・プロダクションズを設立しています。そして俳優業だけではなく、2002年には『コンフェッション』で監督デビューも果たしました。この作品は興業的には成功したとはいえませんが、批評家には高い評価を得る作品となりました。


話題作への出演が続く

2005年に出演中に事故にあうということもありました。この作品は元中央情報局職員(CIA)のロバート・ベアの回顧録に基づく『シリアナ』という映画ですが、この作品の撮影中に事故にあってしまい脊髄損傷を起こしました。話題作への出演はもちろんありますが、ジョージ・クルニーがメガホンを撮る作品はジャーナリストの父親の影響でしょうか、政治的な作品が多くなっています。

2005年に脚本と監督を務めた『グッドナイト&グッドラック』は、1950年代のテレビジャーナリストのエドワード・R・マローを描いた作品ですが、彼はジョセフ・マッカーシーと論争を巻き起こしたことでもしられています。この『グッドナイト&グッドラック』で、ジョージは第78回アカデミー賞の監督賞と脚本賞にノミネートされています。そして事故を負ってしまった作品の『シリアナ』では、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされて、この作品で助演男優賞で受賞を果たしています。

翌年の2006年にソダーバーグが監督したフィルム・ノワール『さらば、ベルリン』に出演したほか、8月にはクルーニーとプロデューサー業でもありプロダクションを設立した、盟友でもあるヘズロウと新たにスモークハウス・ピクチャーズを設立しています。そして2006年10月には、エンターテインメント業界への貢献者に贈られる『American Cinematheque Award』を受賞しています。

2008年4月に、自身の監督3作目となる『かけひきは、恋のはじまり』が公開されましたが、この作品ではジョージがこの映画の脚本執筆に関して、「2場面を除く全て」で自分が貢献していたにもかかわらず脚本家としてクレジットされなかったことを巡り、全米脚本家組合とジョージが対立していることがマスコミに報じられましたが、結果的にクレジットされなかったことに対してのジョージの訴えは通らなかったため、全米脚本家組合を脱退しています。

『マイレージ、マイライフ』では第82回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされていますが、残念ながらこの年の主演男優賞は『クレイジー・ハート』でジェフ・ブリッジスが受賞しています。